避難時のポイント2
前回のペットライフ通信では避難時の持ち物等について紹介しましたので、今回は避難時のためのハウストレーニングについてお話します。
今回はもしもの時のための準備についてお伝えします。
ハウストレーニングの大切さ
いざ避難しようとしたとき、愛犬愛猫がケージやバッグに入らない・慣れないケージ生活でストレス・・・そうならないために日々のトレーニングで慣れさせてあげることが大切です。
避難生活では自分の家以外の環境で過ごすことになりストレスを感じやすくなります。
そんな環境の中、少し狭くても安心して過ごせるスペースを確保してあげたいですよね。
そのためにハウス(ケージ)に慣れさせてあげましょう。
まず家のいつも過ごすリビングなどのスペースに扉の空いた状態で置いておき、わんちゃん・ねこちゃんが興味を持った時にいつでも入れるようにしておきます。中に好きなおやつやおもちゃ・ 匂いのついたタオルをいれ興味を持って近づいたときや自分から中に入ったときに、ご褒美をあげましょう。
ワンちゃんがケージに入る直前で「ハウス」とコマンドを言い完全に入ったときにごほうびをあげましょう。
ケージに無理やり入れるのではなく、自ら興味が向くように誘導し入った瞬間に褒めてあげることでケージに向かうといいことがある!と覚え自発的に入ろうとする行動が増えていきます。これを繰り返します。
出入りに慣れたら、中に入った時に扉を静かに閉めます。閉じた扉の外側からごほうびをあげます。最初は数秒~徐々に長くしていきます。 少しでもケージの中でできるだけ長い時間リラックスして過ごせるようにケージの中でご飯をあげたりおもちゃやガムなどをあげ、ケージの中は安全でリラックスできる自分の空間だと教えてあげましょう。
ハウスに慣れることで災害時だけではなく、普段の生活にも役立つことが多いです。
車や公共交通機関を使っての長距離移動やトリミングサロンや動物病院、ペットホテルでのケージにいる時間など普段の生活の中でもハウスができることで自分の安心できるスペースが確保でき、動物たちのストレスを軽減してあげることができます。
人の行う避難訓練と同様に災害が起こったときに、ハウスの一言でケージに入ることができるだけで生命に大きくかかわってきます。大切な家族のために今から始めてあげましょう!