ノミダニについて
真夏の猛暑が落ち着いて、散歩しやすい季節がやってまいりました♪
涼しくなってきても意外と油断できないのがノミとマダニの寄生です。そこで、ノミとダニについておさらいしてみましょう☆
ノミ
生態:
散歩中だけでなく家の中でも、体長の100倍の高さにもjumpして犬や猫の体につきます。寄生後24-48
時間で産卵し、そこから幼虫、さなぎを経て成虫になります。
卵が成虫になるまでのスピードは季節によりますがピークの夏にはわずか12-14日、春や秋には3-4週間かかります。では真冬は大丈夫なのではないかと油断しがちですが…ノミのライフサイクルは気温13℃で活性化します!しかも冬は暖房などで家の中が暖かいのでしっかり成長できます!散歩に行かない子も要注意ですね。
ノミが引き起こす病気;
アレルギー性皮膚炎… ノミの唾液成分に反応し、一匹でもひどいかゆみを伴う皮膚炎を引き起こします。
瓜実条虫症…ノミに寄生する瓜実条虫(サナダ虫)が犬や猫の口から入り、下痢など消化器症状を引き起こします。お尻やベッドに米粒のようなものが落ちていたらあやしいですね。
人への危害
ノミ刺咬症…ペットと同様、ノミの唾液成分にアレルギー反応が出て強いかゆみを引き起こします。 |
マダニ
*皮膚についているマダニを安易 にひっぱると口器が皮膚に残ってしまいます!必ず動物病院でとってもらいましょう!
生態:
成ダニは2000-3000個の卵を産み、吸血と脱皮を繰り返しながら約1か月で幼ダニ→若ダニ→成ダニと成長していきます。吸血しておなかいっぱいになった成ダニは通常の100倍以上の体重に膨れ上がり、産卵します。
草むらの中に潜んでいるので、公園など草や木が多いところにお散歩に行くときは要注意です。
マダニが引き起こす病気:
バベシア症… 赤血球に寄生し、それを破壊することによって貧血、発熱、食欲不振などの症状が現れます。急性の場合は死に至ることもあります。
人への危害
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
マダニが媒介するウィルスによって引き起こされる病気です。死亡率が高く、発症すると5人に1人は死亡する
と言われています。 |
☆ ノミやマダニが寄生しないように、月に1回スポットタイプ(フロントライン)やチュアブルタイプ(ネクスガード、シンパリカ)の予防薬を投与しましょう!3か月効果が持続するチュアブルタイプのお薬もあります(ブラベクト)